海外のコラムの翻訳・批評やカンボジア在住筆者がアセアン・アジア一体のコラムを執筆

英語のSirの使い方が難しい!?

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はじめに

まず筆者の英語力であるが相当に低いレベルである。

カンボジア在住で家の外では、ほとんど英語でありビジネスの難しい交渉も英語で幾度も経験があり寝言も英語の時があるがかなり苦手。

生活するうえでは困らないのだが酒の席等の長い世間話とかが難しい。

単純に語彙力の低さに起因するが使う頻度の少ない単語は覚えられないし、知ってる単語を使いまわして如何に意図を相手に伝えるかという英語の喋り方である。

発音に関してはヨーロッパの白人もみな様々な母国語訛りがあり自分自身もきにしない。

どんなにがんばってもカタコトの根拠としてマーティ・フリードマン曰く「俺みたらわかるだろ?」

http://asean-news.hateblo.jp/entry/2016/05/28/131340

これに納得。

会話中にでてくる”Sir”について

接客される際に必ず耳にするワードである。

Hello, sir.

May i help you,sir.

もともとナイトとか准男爵の称号だと思う。

私はポール・マッカトニーとかアレックス・ファーガソンくらいしかSirで思い浮かばない。

意味としては本来の意味とは離れてきて、正直SirはSirだ。

日本語的には社長とか旦那か。

相手をたてる表現である。

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カンボジアの商店では大概中学生くらいの女の子が店番をしており、満面の笑顔でSir、Sir言われるのは悪い気分ではない。

逆に店以外でカンボジアの男性に言われるとやや気分が悪く、こちらは対等だと思っているのでSirなんて要らんだろうと感じる。

ほぼ接客でしか聞かないがたまにプライベートでも自分に向かって使われる。

なかなか微妙な感情になることもある。

 

現地で経験したい様々なシチュエーションでのSir

・友人の友人に使われたケース

 大人数でパーティをした時などに何回か会話した程度の間柄。

夜の街に行くとよく見かける手首くらいまでタトゥーの入った若者である。

会話したこともあるが、見るたびに違う白人女性といるので英語は堪能。

これもバッタリあった時

わたし 「Hello」

カンボジア人 「Hello, sir」

これだけでいろんな感情が湧いた。

 

Sirかよ、友達の友達は皆友達じゃねえのか。

少なくとも同格にはみてないのか。

ジジイか、ジジイだからか。

外人にはみんなそう言っているということにしておこう。

 

・道で話しかけられた白人男性

道を歩いてて声をかけられる。

白人 「Exccuse me, sir」

そのあとライターを貸してくれと。

恐れいりますが、ライターをお借りできますでしょうか?と言ったところか。

 

白人に言われるのは初めてで正直驚いた。

白人様がよくイエローモンキーに向かってSirとか言えるなぁと。

私が逆の立場なら絶対言わない。

 

まあこちらで露骨に差別された経験はないが、白人達の中には潜在意識に刷り込まれているのか本人の意識のないところで滲みでる場合はある。

反応速度的に頭で考えた後に行動しているとは思えないシチュエーション。

差別する意識はなく脳の中で取捨選択して興味が無いというか認識する必要がないと本人の意志の前の部分でそういった選択がなされている時がある。

 

Sir 使ってみた

 英語だと尊敬しているというニュアンスを確かに伝えづらい。

よく顔が合うフランス人のおじいちゃんにそれではということで使ってみた。

 

おじいちゃん 「Hello」

私 「Hello,sir」

結論から言うと、ちょっとした奴隷気分である。

この人のフランスの家の庭に私がいたら庭師か下男にしかみえないだろう。

おじいちゃんがフランス貴族にみえてくる有様である。

 

まとめ

もともとがそういうことなんだろうが人種の違う相手に言うのは無理がありそう。

奴隷と主人のような感じ。

まさに「いらっしゃいませ、ご主人様」である。

あくまで私のいる環境においてではある。

 

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